CRETの研究領域 Research

教育テストの基盤設計研究

赤堀 侃司

赤堀 侃司 -Kanji Akahori-

ICT CONNECT 21(みらいの学び共創会議)会長/東京工業大学名誉教授

静岡県高等学校教員、東京学芸大学講師・助教授、東京工業大学助教授・教授、白鴎大学教育学部長・教授を経て、現在に至る。この間、放送大学、国連大学高等研究所などの客員教授の兼務。

◆著書:『教育工学への招待』(ジャストシステム 2002年)、『授業の基礎としてのインストラクショナルデザイン』(日本視聴覚教育協会 2004年)、『授業デザインの方法と実際』(高陵社書店 2009年)、『コミュニケーション力が育つ情報モラルの授業』(ジャストシステム、2010年)、『タブレットは、紙に勝てるのか』(ジャムハウス 2014年)など。

赤堀研究室

コンピューターベースのテストの基盤開発や自動採点などの基礎技術などの研究を行う。

今日、テストと学習は独立した概念ではなく、お互いに関連しあった活動という認識が広がってきました。確かに、学習する中で問題を解き、問題を解きながら、「あっ、そうか」と気づくという学習を行っています。テストで問題を解く時、重要な用語に下線を引いたり、メモやコメントを書いたり、場合によっては赤線を引いたりしますが、それは学習における使い方とほとんど同じです。最近の参考書やデジタル教材などでは、テキスト以外のイラストや漫画など多様な情報が用いられていますが、その意味では、コンピュータベースのテストでは、このようなイラスト以外にもアニメーションや動画などを含めることも可能です。このように、私達は、テストの概念を広くとらえ、基礎から応用さらに実践までを範囲として、教育テストの基盤設計研究を行っています。

研究内容

本研究領域では、主に以下のような研究を行います。
1. 基礎研究
メディアとテストと学習に関する研究分野で、例えば、紙とコンピュータによるテストの比較、紙とPCと他のメディアの認知に与える研究、アノテーションやノートテーキングの研究、テストにおけるイラストや漫画の効果の研究など
2. 応用研究
基礎研究を背景にした、デジタル教材開発や遠隔教育への支援など
3. 実践研究
小学校から大学までの、デジタル教材やテストを用いた実践的な研究

最新論文

2020/01/26

日本教育メディア学会2019年度第2回研究会 発表報告
「モンスター・ペアレントの心理を推測するゲーム教材の開発と実験」
Development and Experiment of the Game Materials of Guessing Monster Parents' Mentality

2020年1月26日に和歌山大学教育学部附属小学校で開催された日本教育メディア学会2019年度第2回研究会に参加し、『モンスター・ペアレントの心理を推測するゲーム教材の開発と実験』を発表しました。 本研究の目的は、モンスター・ペアレント(以下モンペ)への対応を嫌がるあまり、教員採用試験をあきらめてしまう教育学部の学生を減らすために、モンペへの対応法を学べるカードゲームを開発することです。 「いっけ...

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2019/09/07

日本教育工学会 第35回全国大会 発表報告
「自己の映像を利用した英語プレゼンテーション改善-ビデオ撮影の有無、および撮影者の反応の有無の比較-」
Using self video to improve a presentation in English–Comparing ways of recording video and ways of reaction of a cameraperson–

2019年9月に名古屋国際会議場で開催された日本教育工学会第35回全国大会に参加し、『自己の映像を利用した英語プレゼンテーション改善-ビデオ撮影の有無、および撮影者の反応の有無の比較-』と題して発表を行いました。   学校、ビジネスなど、さまざまな場面でプレゼンテーションを実施する機会があります。より良いプレゼンテーションをするために、プレゼンテーションの様子をビデオ撮影して視聴するという方...

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学会レポート

2020/02/09

日本教育工学会(JSET)SIG13(STEM教育)主催 第3回研究会報告

2020年2月9日に、大分県立美術館(OPAM) 2F 研修室で開催された日本教育工学会(JSET)SIG13(STEM教育)主催 第3回研究会に参加しました。この研究会の冒頭では、SIG13の代表である早稲田大学の森田裕介先生から、本研究会の趣旨説明がなされた後、4つの講演が行われました。これらの内容について報告いたします。   第一に、「STEMキャンプの実践事例と評価の構築- CPSとしてのSTEMとAを統合していくというこ...

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2013/08/09

ICoME2013 基調講演
"Do Digital Devices Work Better Than Paper Materials for Learning?"

2013年8月9日(金)ICoME(International Conference for Media in Education)にて、「Do Digital Devices Work Better Than Paper Materials for Learning?」と題して基調講演を行いました。 講演詳細は、PDFファイルをご確認ください。   概要: This paper investigates the medium of paper, PCs and iPads as learning devices and describes the results of a comparative experiment that was conducted b...

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海外ウォッチ

2012/03/24

ASCD学会参加報告

ASCDとは、the Association for Supervision and Curriculum Developmentの略で、おもに小中高等学校の教員を対象にした大規模な研修会と展示会が催されました。北米のフィラデルフィアのコンベンションセンターで行われ、新井、赤堀が参加しました。以下、参加した発表内容の概要を示します。   1) 子どもの宿題について アメリカでも親は子どもの宿題についてストレスを感じており、子どもとやりとりする...

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2010/10/30

韓国・小学校のデジタル教科書事情 見学報告

2010年11月1日に、韓国・ソウル近郊の港町、仁川(インチョン)にあるDongmak小学校を訪問しました。この小学校は英才教育を推進する一方で、野球も強い文武両道の校風で、2007年から、一部の希望する児童に対して、実験的にデジタル教科書を導入した授業を実施しています。 ここでは、小学5年生の授業の様子と校長先生の話を中心にレポートします。  小学校5年生の授業では、男女半々、合計30名のクラスの理科の取り組みの...

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コラム/レポート

2014/10/07

「学んだ情報の個人所有と学力や学習意欲の関係」に関する実証研究

CRETが機器などを支援し、菊地連携研究員がBERD(ベネッセ教育総合研究所)と共同研究を行った「学んだ情報の個人所有と学力や学習意欲の関係」に関する実証研究の記事が公開されました。   2014年9月26日掲載 [第4回] 座談会 学習者用一人1台情報端末時代への展望 ~学習内容の所有感に関する研究を振り返って~   2014年6月30日掲載 [第3回] 見えてきた、学力層に関係なく、学習意欲が向上す...

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2012/09/25

アメリカの教育界を垣間見て

CRET理事 赤堀 侃司    2012年の3月と6月にアメリカの学会であるASCDとISTE(International Society for Technology in Education)の2大会に参加するチャンスがあった。ASCDとISTEは、研究者よりも学校の教員を対象とした学会であり、その意味でアメリカの教育界の実情を知る上で、大変に参考になった。その印象は以下の3点である。    第1に、アメリカの教育界では、教科主義の影響が強くなって...

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所属研究員

  • 柳沢 昌義

  • 竹内 俊彦

  • 加藤 尚吾

  • 加藤 由樹

  • 周村 諭里

  • 舘 秀典

  • 北澤 武

  • 若山 昇

  • 宇宿 公紀

  • 安西 弥生

  • 小林 輝美

  • 太田 剛

  • 山本 美紀

  • 永田 衣代

  • 後藤 義雄

  • 鈴木 久

  • その他研究員

他の研究領域を見る

テストの評価や解析についての研究を行う。海外の教育テスト研究機関との協同研究や交換プログラムなども実施。







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コミュニケーション能力、チームワーク能力、ソーシャルスキルなどを測定するテスト方法の研究開発を行う。

相川 充

-Atsushi Aikawa-
筑波大学 人間系
博士(心理学)

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