CRETの研究領域 Research

教育テストの問題開発研究

相川 充

相川 充 -Atsushi Aikawa-

筑波大学 人間系 教授 博士(心理学)

宮崎大学助教授、東京学芸大学教授を経て現職。日本教育心理学会理事、日本社会心理学会常任理事および同学会発行「社会心理学研究」編集委員。

◆著書:『新版 人づきあいの技術:ソーシャルスキルの心理学』(サイエンス社2009年)、『展望 現代の社会心理学2 コミュニケーションと対人関係』(誠信書房 2010年)、『イラスト版 子どものソーシャルスキル:友だち関係に勇気と自信がつく42のメソッド実践』(合同出版 2011年)、『人間関係を支える心理学:心の理解と援助』(北大路書房2013年)など。

相川研究室

私たちは、コミュニケーション力やチームワーク力など、対人関係を維持するためのスキルを測定するテストアイテムに関する研究を行っています。

これまで私たちの部門では、映像を使った対人読解力テストの開発、コンピュータ・グラフィックス(CG)を用いたチームワーク能力の測定、潜在連合テスト(IAT:Implicit Association Test)によるシャイネス(恥ずかしがりの程度)や自尊心の測定を試みてきました。これらのテスト法に共通するには、テストを受ける当人に、何の能力を測定されているのか意識させない工夫を施している点です。つまり、テストを受ける人に紙と鉛筆を与えて尺度上に回答させるという伝統的な手法からの脱却です。
また、私達の部門では、OECDが実施している国際成人力調査(PIAAC)の測定内容とその手法に注目しています。チームワーク能力の測定を試みているのもその一環です。チームワーク能力については、単に測定するだけでなく、この能力の向上や発展を促すトレーニング・プログラムの開発も行っています。さらに、「デジタル時代の子どもの動機づけ」というテーマにも取り組んでいます。
これらの成果を、CRETから皆様へお届けします。ご期待ください。

研究内容

人間関係を開始し維持する能力、コミュニケーション能力、チームワーク能力、キャリア形成能力などを測定するテスト方法の開発、テスト問題のデータベース化および測定に関する基礎研究を行います。また、子ども達の発達段階や能力を考慮したソーシャルスキルの測定の開発をめざしています。さらに、測定結果を踏まえたうえで、それぞれの能力をさらに向上、発展させるトレーニング・プログラムや教育プログラムを提案していきます。

最新論文

2017/10/28

日本社会心理学会第58回大会 発表報告
~シャイネスに関する自己理論の日米比較~

 広島大学にて、2017年10月28日から29日にかけて開催された日本社会心理学会第58回大会に、相川理事、澤海研究員とともに参加・発表してきました。    ちょうど台風と重なりましたが、2日目の帰り電車に乗る頃には雨風ともに止み、無事に帰って来ることができました。学会のホームページやTwitterアカウントでは、会場へのアクセス方法や昼食の配布、台風に関する情報など、参加者にとって有益な情報が多く発信されて...

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2017/10/28

日本社会心理学会第58回大会 発表報告
~シャイネスに対するイメージの日米比較~

広島大学にて、 2017 年 10 月 28 日から 29 日にかけて開催された日本社会心理学会第 58 回大会に、相川理事および稲垣研究員と参加して発表を行ってきました。   開催期間の現地の天候はあいにくの台風でしたが、一度会場に入ってしまえば建物の外に出る必要はなく(外に出て無駄な時間を過ごすことなく)、研究発表に集中することができました。いくつかの非常に興味深いワークショップやシンポ...

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学会レポート

2016/08/08

第11回KG-RCSPセミナー 参加報告
~日韓IATの試み: 二国間比較実験から~

兵庫県西宮市の関西学院大学にて、2016年8月8日に開催された第11回KG-RCSPセミナー「日韓IATの試み: 二国間比較実験から」(講演者: 小林哲郎氏)に参加しました。   CRET相川研の藤井班では、潜在連合テスト(Implicit Association Test: IAT)という測定法を用いて研究を続けています。本セミナーの題目にIATという言葉が入っていたことや、二国間の比較という内容にも興味が湧き、参加を決めました。   ...

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2011/09/18

日本社会心理学会第52回大会 参加報告
~口頭発表15「電子ネットワーキング」に参加して~

 2011年9月18~19日、名古屋大学で開催された日本社会心理学会第52回大会において、 チームワーク能力尺度の妥当性とチームの構造理解に関する口頭発表 を行いました。また、本研究と同様に、電子ネットワーク上での調査回答をテーマにしたセッションに参加しました。  「電子ネットワーキング」のセッションでは、PCはもちろんのこと、スマートフォンなどの携帯端末も媒体にしたインターネット上での調査研究に関する報告が...

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コラム

2012/12/19

恥ずかしがりの程度を測る

CRET理事 相川 充    異性と話したり大勢の人の前で発表したりするとき、とても恥ずかしがる人とそうでもない人がいます。何が違うのでしょうか。    それぞれの人の特徴をはっきりさせるためには、人それぞれの恥ずかしがりの程度を測る必要がある。私はそう思って、「私は内気である」とか「私は引っ込み思案である」というような文章を16個用意して、回答者に各文章がどの程度、自分にあてはまる...

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所属研究員

  • 稲垣(藤井) 勉

  • 澤海 崇文

  • 外山 美樹

  • 湯 立

  • 長峯 聖人

  • 三和 秀平

  • 酒井 智弘

  • 林 楚悠然

  • 黒住 嶺

  • その他研究員

他の研究領域を見る

テストの評価や解析についての研究を行う。海外の教育テスト研究機関との協同研究や交換プログラムなども実施。







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コンピューターベースのテストの基盤研究や、メディアと認知に関わる基礎研究、およびそれらの知見を活かした応用研究および実践研究を行う。

赤堀 侃司

-Kanji Akahori-
東京工業大学 名誉教授

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