CRETの海外ウォッチ Foreign

CRETから、最新の教育・テストに関する海外の動向をお届けします。

21世紀スキル会議参加レポート

 

 2009年4月17日~19日、米国サンディエゴにて実施された21世紀スキルの教育アセスメントと指導に関する第1回プロジェクト会議に参加しました。

 これは、2011年まで3年間のプロジェクトで、 シスコ、インテル、マイクロソフト3社との契約の下、メルボルン大学の Barry McGaw教授が統率します。 国や公私の区別なく、プロジェクトに関心を寄せる研究者や研究機関がマルチコラボレーションで、 21世紀スキルの指導とアセスメントについて研究することがミッションです。 2009年1月13日のプレスリリースを受けて、今回の会議に至りました。

 第一回会議には、OECDのAndreas Schleicher 氏はじめ、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、イギリスなどから74名が参加、 日本からは東京大学1名とCRET2名、合計3名が参加しました。

 会議では、1)学習環境と形成的評価、2)学習と評価メソッド、3)基盤技術、4)21世紀スキル測定項目、5)政策課題、の5つの分科会に分かれて議論しました。

 CRETが参加した21世紀スキル測定項目分科会では、Partnership for 21st century skillsの21世紀の学びのための枠組み( Framework for 21st Century Learning)、 EUの生涯学習のためのキーコンピテンシー( Key competences for lifelong learning)、イギリスのカリキュラムの全容(A big picture of the curriculum) など、 既存の関連資料を参考に、10個のコンピテンシーを選びました。 今後、それぞれの定義やそのコンピテンシーを発揮するのに必要な知識・スキル・態度・状況場面をまとめていく予定です。

   プロジェクトの詳細は、http://www.atc21s.org/ をご参照ください。


(CRET研究員 星 千枝)
 

その他研究員 -Other Researcher-

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ASCD学会参加報告

赤堀 侃司

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CRETの研究領域

テストの評価や解析についての研究を行う。海外の教育テスト研究機関との協同研究や交換プログラムなども実施。







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コミュニケーション能力、チームワーク能力、ソーシャルスキルなどを測定するテスト方法の研究開発を行う。







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コンピューターベースのテストの基盤研究や、メディアと認知に関わる基礎研究、およびそれらの知見を活かした応用研究および実践研究を行う。







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